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1.黒色表皮肥厚性
本症はダックスフンドやセッターに多く発する慢性の皮膚疾患です。
皮膚の表面の肥厚、角化症、ならびに色素沈着(皮膚の黒色メラニンの異常増加)が見られます。
<症状>
 3ヶ月〜12ヶ月齢で症状を示し始めます。
 両側対称性に現れ、始めには脇の下やおよび後足の付け根に発生します。脱毛も起きます。更に悪化すると、四肢、お腹、耳まで広がり悪臭を放ちます。一般に肥満犬になるほど症状は重いです。
<遺伝>
常染色体遺伝または多遺伝子遺伝と考えられていますが、証明はされていません。
2.変形性椎間板疾患(椎間板ヘルニア)
 本症は椎間板に変性が生じ、その内容物が脊柱管内に突出することにより脊髄を圧迫傷害し、感覚系や運動機能の障害などさまざまな神経症状を引き起こします。本症は一般に、頸椎領域、胸椎工法、腰椎前方によくみられます。
<特徴>
 犬における椎間板の変性は2種類あり、1つは軟骨形成異常型でダックスフンドやシーズ、ペキニーズ、ビーグルなどに比較的若い年齢で急速に激しく症状を示し、もう1つは全犬種のあらゆる年齢で起こり一般的に加齢により徐々に症状を示していきます。
椎間板の脱出のタイプは2種類あり(1型と2型)、1型は髄核の軟骨変性と線維輪の破裂がみられ、2型は線維輪の膨出がみられます。
 ダックスフンドでは軟骨形成異常型で、1型の脱出が多く起こります。
 本疾患では椎間板が突出した位置により、影響を受ける神経が異なり、脊髄圧迫の程度が重傷度に影響を与えます。
● 頚部椎間板ヘルニア
 頚部疼痛から始まり、運動失調、麻痺がみられるようになります。重傷になると自力で立ち上がれなくなり、四肢の完全麻痺や自力による排便排尿に困難がみられることがあります。
● 胸部および腰部椎間板ヘルニア
 腰背部疼痛、後肢の運動失調などが発現し、自力による排便排尿に困難になることが多いです。
<治療>
・内科的治療 ・ケージレスト
・外科的治療 ・鍼
<遺伝>
 軟骨形成不全の犬種の椎間板変性を促進することにおいて何らかの役割があるかもしれませんが、これらの要因の正確な作用は不明です。