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1.歯の手入れ |
丈夫な歯は健康の基本です。指先にガーゼを巻いて、歯をきれいにし歯茎をマッサージします。
歯石は初期のものなら爪で取れますが、頑固な歯石は、歯茎を傷つけないように注意して、スケーラーなどで除去します。 |
2.耳の手入れ |
垂れ耳のダックスは、耳あかや汚れがたまりやすく、細菌や耳ダニなどの発生、また異臭の原因ともなり、手入れを怠ると外耳炎などになる危険性があります。
生後1〜2か月頃から、愛犬の耳の手入れをしてあげましょう。
耳の手入れは、綿棒かガーゼを鉗子に巻いて、耳を傷つけないように一方の手で頭をしっかり押さえて、優しく拭き取ってあげます。
耳あかや分泌物などでよごれがひどいときは、綿棒などにイヤーローションをつけて行います。
耳の内側は皮膚がデリケートなので、強くこすりすぎたり、あまり奥まで綿棒などを差し込んだりすると、炎症を起こすこともありますので注意が必要です。
また、シャンプーのあとの耳のドライイングにも十分気をつけましょう。愛犬の耳を両手で挟むようにしてタオルでしっかり水分を取り除きます。それから綿棒またはカット綿、ガーゼなどを鉗子に巻いて、優しく丁寧に水気をぬぐい去ってあげます。
垂れ耳のダックスは、耳には特に普段からチェックが必要です。耳あかが黒かったり、悪臭がしたり、耳の中がただれていたりしたら、すぐに獣医師の診断、治療を受けましょう。 |
3.目の手入れ |
ダックスの瞳は、いつも澄んで生き生きと輝いています。愛犬の目のまわりは常に清潔にしておかなければいけません。
目ヤニが出ていたら、薄めた硼酸水やぬるま湯にひたしたガーゼや脱脂綿で、きれいに拭いてあげます。
目にゴミが入ったら目薬をさし、ゴミを目の一方に寄せて、清潔なガーゼで取り除きます。
目ヤニや分泌物をそのままにしておくと、目の病気の原因にもなります。日頃の手入れを怠らないことです。
目ヤニがひどい場合は、獣医師に相談しましょう。 |
4.爪の手入れ |
ダックスの爪は、ほとんどが黒く、爪の中の神経が通っている爪床部分が外からは見えません。爪切りの際は、深く切りすぎないよう注意しましょう。
シャンプーのあとは、多少爪が切りやすくなります。
爪切りは、生後20日頃から習慣づけます。爪は弓形の形状になったら伸びすぎです。散歩のときやフローリングの床を歩くとき、カチャカチャ音がするようだと伸びすぎなのです。
爪切りは、落ち着いて、しかし素早く行いましょう。万一、切りすぎても止血剤をしっかり塗布すれば心配ありません。 |
5.被毛の手入れ |
グルーミングの中でもブラッシングは被毛の手入れの基本です。毎日、被毛をブラッシングしたり、拭いてあげることは、被毛の汚れを落とし、皮膚を刺激して血行をよくし、死毛を取り除き、健康を維持します。その上、毛づやもよくなり、抜け毛で室内を汚すこともありません。毎日愛犬に触れることにより、被毛の状態や皮膚病の有無などを把握できます。
ブラッシングを毎日の日課にすることで、愛犬とのスキンシップがはかれます。その中からダックスと飼い主との信頼関係、主従関係も生まれてくるのです。 |