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ハンドラーになるにはいろいろな努力も必要です。個体審査の時に犬が正しい静止ポーズを取れるよう自宅のテーブルを使って教え込んだり、歩様審査で犬が生き生き歩けるようにリードの上手な引き方も研究しなければなりません。
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●ハンドリングをする前に
ハンドリングをする前に、まずダックスフンドの歴史、作出された目的、用途などについて知ることが大切です。そしてスタンダードに書かれてあることを充分に理解し、常にダックスフンドの理想像を頭の中にイメージすることが大切です。
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●良いハンドリングとは
ハンドラーとダックスの関係において、良いハンドリングとは、ハンドラーの存在を忘れさせるぐらいに、人々の目を犬にひきつけさせることだと思います。それには質のよ良い犬も必要となります。が、しかし、たとえ犬がいくら良くても、悪いハンドリングでは、ハンドラーとダックスのコミニュケーション、調和、一体感にかけ、肝心の犬は見せ場を失うことになってしまいます。またショーマナーだけで完全にその犬の短所をカバーできるわけでもありません。美しい歩様とは、健康で利口な性格を現し、よく発達した筋肉、良いマナー、親和のよくとれたハンドラーとの調和から生まれます。
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●ハンドリングの実際
- リードの掛け方
リードを犬の顎の下につけ、喉にかからないように気をつけましょう。そしてリードの長さは左手の片方で持ち肘をつけたとき、水平になるぐらいの位置で長さを決めます。余った部分は、きちんと折りたたんで手のひらに収めます。ハンドリング中は犬の無駄な動きを最小限に抑えるため、肘は体から話さないようにしますリードはゆるめすぎても、つりすぎてもいけません。
- 環境に慣れさせて、少しずつ訓練する
犬は右へいったり、左へ行ったり、地面の匂いを嗅いだりと落ち着かないものですが、毎日少しずつ外の環境になれさせ、犬をあきさせないことです。訓練に長い時間を費やしたからといって、効果があるわけではなく、かえって犬をいらつかせ、悪い結果を招きかねません。毎日少しずつの努力が大事なことです。
- 歩様訓練
やや首を上げ気味に犬は人間の左側にきちんとつけ、犬に合わせて歩様の訓練を行います。このとき犬が喜んで、自信を持って歩けるようなリズムをつかみ、ハンドラーとの歩調がだんだん合うようにしていってください。
- コースの練習
外の環境に、完全に慣れましたらショーを想定して、歩くコースを練習してみましょう。ドッグショーではI型、O型、トライアングル型といろいろありますが、どんなときでも、犬が横ぶれすることなく、歩けるようにしましょう。
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●リング内でのポーズ
「ステイ」と声をかけて合図をし、とにかく止まることを覚えさせましょう。この時犬の足は不ぞろいになって止まりますが、犬の足を揃えるため、に犬を少し前に歩かせて足を揃え「ステイ」の練習を繰り返します。
●テーブル上でのポーズ
最初は高いところでの恐怖心を取り除くためにも、単にテーブルの上に慣れさせることが先決です。慣れてきたらポーズの練習を始めます。まずリードを顎の下にかけ、顔や首の皮がたるまないようにすっきりさせます。次に前足を肩から真っ直ぐにに下ろします。手は真っ直ぐ前方を向かせます。次に背中をなでながら犬を落ち着かせ、左手で後足を静かに一本ずつ引きます。このとき飛節から下が、地面と垂直になるぐらいにします。そしてね右手にリードをもって首を上げ、左手はそっと尾に添えるようにしましょう。このとき尾は高く掲げすぎないことです。背線の延長戦上よりやや下降気味ぐらいが良いでしょう。 |