■野田■ 野田市木間ヶ瀬で寝具店「伊勢屋」を大和守さん(67)・月子さん(65)夫婦方の愛犬で、ラブラドール・レトリバーの「ルビー」は、数年前、どこからかやってきた猫「ミー」と大の仲良し。ルビーが散歩に出かける時は、いつも後から追ってくる。
「ミーはルビーに逃げられたら困ると思っているのかな」と次女の正美さん(35)。
日なたぼっこの最中にも、じゃれ合っている。
実はミーは、他の猫2匹と共に、大和さん方にやってきた。大和さん一家は追い払うのに必死だったが、1匹だけがどうしても去らずにいた。ルビーへのアプローチはすさまじく、ある日ツメを立てて突進し、ルビーの顔がミミズ腫れのように赤くなっていたという。それでもルビーは怒ることなく、じっと耐えていたので、大和さん家族はこの猫を仲間として受け入れようと決め、ミーと名付けた。
犬・猫カップルを一目みようと、大和さん方を訪れる人も多いという。正美さんは「猫と犬が出会い相思相愛になり、お互いにいたわりあっているのを見ていると、幸せな気分になる」と話していた。
(戸倉芳子) |
【読売新聞/2008年1月23日 くらし面より】
|
|