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★ 命の尊さに気付いて ★
〜 船橋の三山東小で公開授業 〜
 
 命の大切さを学ぶ公開授業が7日、船橋市立三山東小学校(大久保俊輝校長)で行われ、市原市在住の児童文学作家今西乃子さん(41)が講師を務めた。3年生の児童とその保護者など約100人が参加した。
 今西さんは近く出版予定のノンフィクション作品で取り上げた子犬「未来」の話を紹介。未来は、生後間もなく右目を切られ、後ろ足首のない状態で捨てられ、動物愛護センターに収容。ボランティアが引き取り、致死処分にならずに済んだ。最初は決して人に心を許そうとしなかった未来だが、愛情を込めて育てるうちに、元気になったという。
授業の最後で、児童たちは未来と対面。「こんなかわいい犬を捨てるなんて信じられない」などと感想を口にした。今西さんは「この世にいなかったかもしれない子犬の命を実感することで、命の尊さを子供たちに気付いてもらいたかった」と話していた。
【読売新聞/2006年12月9日 地域面より】

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